7月21日 欧米市場為替戦略 《16:00》
【市場注目ポイント】
バーナンキFRB議長議会証言、ハト派的発言か
BOE議事録、
EUストレステストを控えた利食い売り先行も、買戻しへ
米経済指標悪化も、米企業業績回復期待
円高傾向に対する介入警戒
【欧米市場為替売買シナリオ】
NY株式市場が反騰を背景に、ドル円は堅調な地合いとなったが、87円半ば水準は重く、本邦輸出企業のドル売りに圧される展開となった。ただ、日銀幹部の極めて緩和的な金融環境を粘り強く維持するとの発言に、円買いも限定的となっている。
本日はバーナンキFRB議長の議会証言を控えているが、先のFOMC議事録では米経済のデフレリスクなど慎重な景気認識が示される中、その後の米住宅関連や景況感指数など米経済指標も予想を下回るものが多く、追加的金融緩和策を打ち出すとの見方が強まっている。そのため、議会証言までは、ドル円の上値は重くなるとみた方がよさそうだ。一旦、87円台半ばは売りと見られるが、日銀など金融緩和策導入や円売り介入警戒感から、86円後半付近は買い水準となりそうだ。ただ、米企業業績改善などによるNY株式市場の上昇となれば、ドル円の下値も限定的となるとみられる。
ユーロドルの動きは1.28ドル後半で限定的となったが、昨日からの下げ過ぎた水準での買いが先行する地合いとなると思われる。ストレステストを好感したユーロドル買いに勢いが付き過ぎたための利食いによって、1.28ドル半ばへ下落した中、EUストレステストは欧州系金融機関の財務内容の健全化を狙ったものであり、金融市場の不安定化にするものではないとの認識が重要とEU金融当局者は示唆していることから、再度、ユーロドル買い地合いが形成されると予想される。また、直近の米経済指標の悪化や後退などによる金融緩和観測などバーナンキFRB議長がハト派的議会証言をすれば、ドル売り材料/ユーロの支援材料となり、1.28ドル半ば以下の下落はないとみている。
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
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