3月1日 欧米市場為替戦略 《16:05》
【欧米市場為替売買シナリオ】
EU、独仏などによるギリシャ政府へ資金援助報道やギリシャ政府による新たな財政赤字削減計画提出が、ユーロドルの買戻しを促進させ、一時1.3647ドルまで買われた。ただ、市場筋は報道の確実性やギリシャ政府の財政赤字削減策の実行性に懐疑的な見方があり、1.36ドル付近へ戻された。
本日は、ギリシャ政府が新たな財政赤字削減策を提示するが、今年度のGDP比4.0%減少させる内容でなければならず、公務員給与、公務員数などの削減、付加価値税導入と社会保障費引上げなどギリシャ国民への負担が沸点に達するものばかりと予想される。国民に強いる部分が多く、ゼネストなどが懸念され、削減目標達成に計画倒れにもなる可能性は高く、ユーロドル売りに傾く可能性が高まった。ただ、独仏、オランダの3国が、ギリシャの深刻な債務問題への取り組みを支援するため、同国の債券を買い入れる計画があるが、その確認がされれば、ユーロドル買いに転じる可能性は否定できない。
本日は、EU圏主要国の金融支援が具体化するか、財政削減策の内容がより厳格になるかでユーロドルの方向性は決定されるだろう。ただし、EU圏の資金支援は3月の国債買い入れだけに留まる可能性が高く、5月までの資金繰りの見通しはたっていない状況であり、ユーロドルの上値は限定的となり、下値を探る動きとなりそうだ。1.36ドル台半ばを損切り水準とし、売りで攻めたいところだ。本日は、EU圏失業率、EU製造業購買担当者景気指数を控えるが、両方とも内容は悪化するとしている。
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