2月25日 欧米市場為替戦略 《16:00》
バーナンキFRB議長が米経済回復軌道に乗るまでは低金利政策を維持するとの発言する中、米消費者信頼感指数と米新築住宅販売件数が立続けに悪かったことを受けて、ドルの地合いは軟調となっている。海外市場で一時89.80円付近まで下落したドル円は90円前半へ買い戻されが、上値の重さを感じ取った本邦輸出企業のドル売りが断続的に市場に流れ、ドル円は下値を支えきれず、89.47円まで下落した。ドル円の動きは予想した以上に下値が弱く、反発力に欠ける展開となっている。
本日は、米週間失業保険申請件数、米耐久財受注があるが、事前予想は前回より改善する予想となっているが、最近の米経済指標には裏切られることが多く、大幅改善とならない限り、ドル円の上昇にならないだろう。事前予想範囲内(週間失業率保険申請件数46.0万件、耐久財受注1.4%)であれば、ドル円の上値は抑えられることとなるだろう。
米経済先行き不安と米早期政策金利後退でドル地合いが弱まる中、それ以上に軟調になった通貨はユーロとポンドだ。
英国経済の順調な回復とデフレ懸念後退を既に示唆していたキングBOE総裁が、国内景気の回復はぜい弱で、緩やかな景気回復という金融政策委員会の基本シナリオには引き続き下振れリスクがあると発言したことにより、ポンドドルは一昨日の1.55ドル後半から急落したが、更に、ボーゼンBOE政策委員も量的緩和の拡大を示唆したことにより、ポンドドルの下落に加速が付くこととなった。朝方の1.5415ドルから1.5330ドルへ右肩下がりの分かりやすい展開だった。
BOEによる流動性を維持、英国経済回復の後退懸念による税収不足と英与野党勢力拮抗による財政政策方針の違いなどポンドドル買い材料は見当たらなくなった。また、英財政赤字のGDP比が13%近くに悪化との観測もポンドドルの上値を重くしている。下値と見られていた1.54ドル前半が割れたことにより、損切りを巻き込むことが考えられ、中期的には1.48ドルが次の目標になったと思われる。
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