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12月30日 東京市場為替戦略 《8:05》

      次回、【為替戦略】配信は年明け4日となります。

 

【為替ディラー注目ポイント】

米長期金利(3.81%

米国債入札動向

株式市場動向

 

【東京市場為替売買シナリオ】

12月消費者信頼感指数は52.9と、前月の改定値50.6(速報値49.5)から上昇したことと米10月ケース・シラー住宅価格指数は季節調整後の前月比で5ヶ月連続のプラスとなったにより、米国経済先行きの明るさがより鮮明になった。また、今週から始まった米国債入札が想定より不調に推移していることも米長期金利を上昇させる要因になったことにより、ドル高地合いは継続されている。

 

昨日の海外で、ドル円は91円半ばから92.08円まで上昇している。東京市場関係者の見方は、92円以下に本邦輸出筋のドル売りオーダーが控えていることから、上値が限定的になると想定しているようだが、日米金利差拡大観測の強まる中、市場にあるドルショートポジションの損切りによる上昇が予想される。依然として、市場の円高志向は強いようだが、年明け以降、9394円程度の円安水準になると思われる。

 

また、来年度予算は閣議決定されたが、国債発行額は年々増加させざるを得ない状況で、GDP180%とは異常な状況にある。国内消化されている限り、問題はないとされる見方もあるが、所詮、借金に色はなく、日本国債の格付け懸念も浮上するには時間が掛からないと考えられる。日本の景気回復が遅れることがGDPを下げる為、GDPに対する国債発行高比率は時間と共に上昇することになる。

 

一時、英国債の格付けの下げはないと米格付け会社が示唆したが、英国財政悪化も市場では取り上げられており、EU圏加盟国PIGSなどの財政悪化懸念が強まるに連れて、ポンドドルの下落にも拍車が掛かっている。また、一旦、収まったかに見えるドバイワールドなど来年初っ端から支払い問題も懸念されており、ドバイに対する債権を大量に保有する英系金融機関の財務悪化もポンドドル売りに繋がっている。節目となる1.5500ドルを目指すことになりそうだ。

 

国債格下げ懸念はEU圏から波及しているが、ギリシャ政府が提示した財政改善策にも不透明な部分が強く、財政規律問題は暫く、市場の材料になりそうだ。また、EU圏の輸出減少はユーロドル高が原因となっていると判断されており、ユーロドルの水準是正も話題になることだろう。ドル高地合いの中、ユーロドルの上値は限定的とみられる。ドルに売り材料が出ない限り、ユーロドル下落基調に変化はないだろう。今月初旬に1.50ドル台で推移していたユーロドルが1.42ドル台に大幅下落したため、一旦ポジション調整が見られたが、1.40ドル台割れも視野に入っている。

 

豪ドル・ドルは昨日の0.88ドル台半ばから100ポイント程度の上昇になっているが、日豪金利差は大きくいことから本邦機関投資家の投資意欲は強く、下値は堅調になると思われる。12月初旬の米雇用関連指標の大幅改善によるドル高が、一旦ポジション調整(豪ドル・ドル売り)を進行させたが、売り一巡後の買いは強まっている。ドル高の流れに、円売りと豪ドル買いの組合せとなることから、豪ドル円の上値を試す展開も期待できるところだ。

 

一方、ユーロドル、ポンドドルとドル円はいずれも、ドル高地合いにあり、ポンド、ユーロと円のどれが弱くなるかを見極める材料が乏しく、他通貨円取引は控えるべきだろう。よって、対ドル取引から、収益を上げることをお薦めしたい。

 

本日の東京市場が最終日になるため、動きは小幅に留まると思われるが、ドル高地合いが継続されることだろう。また、海外市場も新規材料に乏しく、ドル高材料を手掛かりに、他通貨ドル下落とドル円上昇の展開が期待できる。ただ、豪ドル・ドルは底堅い動きとなるだろう。

 

 

【本日の為替戦略】
年末による取引を控えるべきと考えており、具体的レンジは提示していないが基本的なシナリオはドル高志向だ。ただ、薄商いの中、想定外の動きに備える為にポジションを解消することが良いだろう。市場取引量が低下すれば、ストップロスによる損害額が拡大する可能性は高い。

 

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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