12月28日 欧米市場為替売買戦略 《17:40》
クリスマス休暇後、新規材料に乏しく、大きな展開となっていない。ただ、米長期金利の高止まり、EU圏財政悪化拡大懸念、ドバイ債務問題先延ばし、英欧金融機関財務悪化懸念など基本的な材料に変化は見られない。
日本政府は来年度予算を閣議決定したが、来年の予算委員会で賛成を得るには、鳩山政権の支持率低下などが先行きに暗雲をもたらすこととなった。また、赤字国債発行額の拡大は2011年度以降も減額される可能性は低く、GDPに対する国債発行額減少には程遠い状況となっている。
欧米各国は非常事態の超低金利政策から脱出するための出口戦略を検討する中、日本銀行はデフレ・円高対策としてゼロ金利と量的緩和を推進させようとする方針から、周回遅れと見られ始めている。よって、安全通貨として見られていた円は、金利面、景気後退、財政悪化懸念と政局など円買い材料は市場筋から消えた格好となっている。
英国は、年度内に付加価値性減税を年内に終了させるとしており、英国経済を危うくさせる材料だ。英第3四半期GDPが予想以上に悪化したことにより、景気回復期待は後退しているが、この減税はGDPを0.5%押し上げる効果があったとされているため、来年度以降の経済成長率の低迷は避けられそうにない。
相場環境に大きな変化は見られないことから、基本的なシナリオは朝のレポートに準じ、ドル高志向としたい。豪ドル・ドルは下値の堅さが確認されており、ドル高の中、豪ドルの強さと円の弱さの組合せから、豪ドル円は買いとしたい。ただ、ユーロとポンドは円と同様に、対ドルでは弱まると予想しており、その両者の強弱を判断することは非常に困難である。そのため、ポンド円とユーロ円の取引を控え、対ドル取引を中心としたいところだ。
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







