11月26日 欧米市場為替戦略 《16:06》
米経済回復に時間が掛かることを背景にした米超低金利の長期化とFOMC議事録でのドル安容認が明らかになった中、他通貨ドルの上昇に弾みが付くこととなった。一方、レンジ相場と思われたドル円の下値88円を割り込んだ海外市場の流れを引継ぎ、本年の円最高値86.21円までの円高となった。ドル安の中、日本の財政悪化、日経平均の低迷、円の低金利などを背景に、昨日までの市場は円買いも限定的となっていたが、本日はドル安の流れが強まったと言うところだろう。
加えて、野田財務副大臣は現水準での為替介入はないと示唆したため、市場は一気にドル売りを加速させることとなった。完全に手の内を公表した格好となり、ドル売りに安心感を市場に与えることとなった。民主党に政権交代後、日本政府は内需拡大を標榜しており、藤井財務相は円安による輸出拡大を目指さないと断言している。
また、デフレ宣言をした日本政府は、円高による流動性低下をどのように解決するのか明確でないだけに、政府の円高に対する方策に落ち度が感じられ、為替介入等の金融政策はベールに包まれた策にすべきと考えられる。
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