10月30日 東京市場為替戦略 《8:15》
【東京市場為替戦略シナリオ】
27~29日の3日間に広がった悲観的見方の中、市場では、米第3四半期GDP速報値の見方が二手に分かれていた。一つは、事前予想3.2%増を素直に受けた楽観的見方である。この数値の場合、相当部分が相場に織り込まれていたことから、それ以上を期待できない限り、リスク許容度上昇の可能性は低いとみられていた。もう一方は、直近の悲観的材料が浮上する中、第4四半期GDPが低下するとの観測もあり、リスク許容度上昇には繋がらないとした。同時に、大手金融機関の下方修正も、悲観的見方を強めることとなった。筆者は、後者のシナリオを描いたため、収益機会を失った格好となったが、適当な所での損切りが大きな損失に繋がらなかったと思われる。
さて、その注目された米GDPは予想以上に改善し、5四半期ぶりに上昇となった。年率3.5%成長となり、事前予想の3.2%を大きく上回ることとなった。個人消費は3.4%増で、政府の低燃費の開会へ需要が支援したようだ。また、住宅市場は23.4%増で、11月で終了する政府の住宅取得減税が貢献した模様だ。個人消費の落ち込み、住宅市場の低迷の悪影響が成長率を低下させると思われていたが、意外にも、政府支出とともに全体を押し上げたようだ。ただ、設備投資、在庫調整など悪化内容もあり、米経済成長に自信を持つことには完璧な状態ではないとも考えられるが、市場はこの点を無視している。
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
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