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8月14日 悲観的な市場に米経済好材料なるか 《16:15》

《ドル円》

海外市場のドル円が軟調に推移した流れを引き継いだ東京市場では、上海株価の下落につれて95.07円へ下落したが、下げ渋る展開にドル円の買戻しもあり、95.27円で引けた。

【欧米市場戦略】

米政府が自動車購入補助金を30億ドル投入し、自動車販売台数の伸びを記録したとの報道もあり、米小売売上高の改善を期待しただけに、昨日の結果には驚かされる結果となった。ドルに悲観的見方を強めざるを得ない東京市場だったが、米債償還に伴うドル売りが先行するのではないかとの思惑から、ドルの上値は重い状態が続いている。ただ、市場にその円転をする動きは確認されていない。通常、個人投資家の債券満期に対して、証券各社は同額以上の乗り継ぎの債券を用意しており、全ての債券が円転されるとは限らないため、この材料だけで円買いを進めるには限度を感じざるを得ない。急激な円高を恐れる市場筋には絶好の円買い材料となるはずだ。アジア株式市場はまちまちの動きをしており、NY株価上昇の流れを継続することは出来なかったが、上海株価が下げ渋ったことや日経平均の小幅高により、欧州株価の底堅さが期待されるところだ。その中、ドルの下値は95円を割ることはなく、下値の固さも確認されることとなっている。本日発表される米鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大学消費者態度指数は、いずれも改善予想されている。悲観的見方を強める市場には、ドル買戻しを迫る材料となるはずだ。ただ、番狂わせもあるため、ストップロスは必要だが、全てをマイナス材料になると恐れるばかりに、ポジションを取れずにいることは、収益機会を逃すだけであり、基本となるシナリオに沿った取引が重要になる。

 

ドル買い 95.20

ストップロス94.65

ターゲット 95.90

16:1095.28円)

 

《ユーロドル》

EUGDP改善とリスク許容度上昇につれて、1.4275ドルから1.4304ドルへ上昇したが、上海、香港株価の低迷に上値は重く、1.4254ドルまで戻されることとなった。その後は、様子見気分が強まり、1.4275ドルを挟んだ水準で終始した。

【欧米市場戦略】

欧米経済に不透明感が強まる中、EU圏経済の好材料だけではユーロドルを買い進むには限度があるようだ。ただ、テクニカル面で、1.4270ドルが維持できるか、出来れば、1.43ドル後半を試す展開は期待できるところだ。また、在庫調整が進む原油市場だが、原油価格が70ドル後半へ戻されている状況はユーロドルにとって買い材料と言ってよいだろう。スティーブンス豪準備銀行総裁が、豪リセッションは軽微にとどまる公算であると表明したことを受け、これがクロス円全般の買いを誘発したため、他通貨ドルの底堅さが出ている。世界的に株価の高値警戒感は強まっているが、金融不安の後退や住宅関連市況改善に、株売りを強めることはないとみられ、基本的にはリスク許容度が上昇傾向にあるものと考えられる。本日のEU圏消費者物価指数が前回の+0.2%から事前予想-0.6%とデフレ懸念が強まるとの見方に転じる可能性を理由に、ユーロ市場金利低下につれたユーロドル下落が観測されるが、相場に織り込まれていることも想定されており、相場への影響は少ないと見てよいだろう。

 

ユーロ買い 1.4260ドル

ストップロス 1.4220ドル

ターゲット 1.4360ドル

16:101.4268ドル)

 

《ユーロ円》

朝方記したように、ユーロ円に方向感はなく。136円を挟み、上下40銭の小幅展開となっている。終値は136.00円丁度だった。

【欧米市場戦略】

NY株式市場が終盤にかけて上昇した流れを引継いだ日経平均は順調に上昇したが、ユーロドルに影響の高い上海株式市場が下げ渋りにより、ユーロの動きがしっかりした展開になっている。本日のEU圏消費者物価はマイナス材料だか、独仏GDPの大幅改善がEU圏経済をリードする期待感が強まっていると同時に、原油価格に資金流入の観測が強まっており、リスク許容度上昇を背景に、ユーロ円の上昇が期待できそうだ。

 

ユーロ買い 135.80

ストップロス 135.20

ターゲット 137.50

16:10135.95円)

 

リスク:昨日と同様に、米鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大学消費者態度指数の結果がマイナスのサプライズによるドル売り。その時、ユーロドル上昇か、リスク許容度低下によるユーロドル売りになるかを見極めたい。原油価格が70ドルを割った場合、円買いが加速する。欧米株式市場で、とりあえずの週末の利食い売りがあれば、シナリオと反対の動きとなり、ストップロスの水準で必ず、損切りのこと。




※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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