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8月13日 EU圏GDP、米小売売上高に期待=リスク許容度大幅上昇か 《15:55》

《ドル円》

FRBの資産買い取りプログラムの延長と景気判断が上方修正されたことを好感したドル買いは継続し、96.24円を付けたが、それ以上に買い進むエネルギーはなく、短期筋のドル売りに95.80円へ下落した。ただ、日経平均の堅調さと上海株価の下げ渋りにより、ドル買戻しもあり、96.10円へ戻された。

【欧米市場戦略】

FOMCで政策金利は予想通りに据置かれたが、3000億ドルの米国債買入れの期限が9月末から10月末に延長されたことと景気の現状評価が上方修正されたことの2点が前回からの大きな変更点となっている。休暇を取る市場関係者が多いだけに、これを材料にドルを買い進めるエネルギーには乏しいが、積極的にドル売りを進める材料でないことは確かになってきた。これを受けたNY市場では、株価が上昇しており、これから始まる欧州市場への好影響を与えることに間違いなさそうだ。昨日のアジア時間では、FOMC発表前のポジション調整と中国経済が思惑より弱かったことを受けて、ドル売りが強まったが、直近の米経済指標の改善する中、本日発表される米小売売上高は前回の0.6%に対して0.9%と情報修正を予想しており、米週間失業保険申請件数予想が53.0万件と申請件数は減少しており、ドルの下値は益々底堅くなりそうだ。市場取引量が少ないだけに、本日の経済指標が思惑と異なる結果になれば、ドル売りに加速が付く可能性は非常に高いが、市場関係者はポジティブな材料を欲しており、好結果になれば、素直な反応になることだろう。

 

ドル買い96.10

ストップロス95.60

ターゲット 97.20

15:5096.13円)

 

《ユーロドル》

FOMC声明により米国経済の底打ち感が出たとの見方に欧米株式市場回復と原油価格が安定したことを受けて、午前中に1.4200ドルから1.4234ドルへ上昇したが、午後の取引に動意は見られなく、1.4222ドルで引けた。独GDPの結果が良かったことを受けて、1.4265ドルへ上昇した。

【欧米市場戦略】

米非農業部門雇用者の大幅改善による米国経済回復期待によるドル買いによって、ユーロドルは売られる場面もあり、昨日の欧州市場序盤はユーロドルの動きは米金利動向に影響されるとみられたが、結局、欧米株式市場の回復によるリスク許容度上昇を背景にドル円とユーロドルの上昇となるシナリオが優先する方向へ転じている。やや、方向感を掴み難い展開だが、米金利変動もあるものの、変動幅は大きくなく、市場関係者は欧米株式市場動向を重視する姿勢になっていると思われる。そのため、本日のEUGDPに期待が持たれ、欧州各国株式市場の上昇にリスク許容度上昇となることだろう。EBC幹部もEU圏経済の下振れリスクは大きく減少したと示唆しており、ECBが政策金利を下げることはなく、やがて出口政策を検討する時期が近くなるとしている。また、米国経済指標の内容の良さもリスク許容度を上昇させる一因になり、ドル円、ユーロドルの上昇へとなることだろう。一方、FOMCが先行きについて楽観的な見方を示したことにより、エネルギー市場が買い材料と受け止めたため、景気が安定し物価が反発するにつれて、原油価格が上昇するという大きなトレンドは変わらないというシナリオが強まっており、資源国通貨対ドルの上昇トレンドが鮮明になるとみられる。また、1.4270ドル付近は節目となっているため、この水準で底堅さが出れば、大幅高を期待できるだろう。

 

ユーロ買い 1.4260ドル

ストップロス 1.4200ドル

ターゲット 1.4380ドル

15:501.4264ドル)

 

《ユーロ円》

仲値公示時間にかけて、ユーロドルが堅調に推移する中、ドル円の動きが鈍いことを受けて、ユーロ円は134.45円から136.83円へ上昇している。ただ、ドル円に上昇力がなく、利食いが先行したため、一時136.20円へ戻された。ただ、日経平均が高値更新する一方、上海指数がプラスへ転じ、独GDPがよかったため、137.10円へ上昇した。

【欧米市場戦略】

FOMCが国債買い入れ枠を維持し、期間も1ヶ月だけの延長としたことが、米国経済回復の兆しが近いと判断され、市場は欧米株式市場上昇期待を背景に、円売り他通貨買い、円売りドル買い、ドル売り他通貨買いを進める動きが鮮明になったとみてよいだろう。特に、ドル円の上値余地が拡大されていることからも、ユーロ円上昇への影響が期待できそうだ。

 

ユーロ買い137.10

ストップロス136.50

ターゲット139.30

15:50137.17円)

 

リスク:米国債入札不調による悪い金利高によりNY株価下落がリスク許容度低下になる。地銀など米金融機関破綻懸念再燃による思わぬドル売り。米経済指標の相場に織込み済み、材料出尽くしによる利食いドル売り。安定する原油価格を背景にユーロドル買いをしており、原油価格下落はユーロドル売りへ。





※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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