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8月12日 再燃した米金融機関破綻懸念=ドル売り 《8:13》

《ドル円》

欧州市場序盤はドル買戻しが先行し、96円半ばから96.89円へ上昇した。その後、米CIT破綻懸念、地方銀行経営悪化とJPモルガン投資判断の下げを背景にしたNY株式市場の下落がドル下落を加速させ、95.78円をつけ、95.96円で引けた。

【東京市場戦略】

昨日の米卸売り売上高が3ヶ月連続で上昇すると同時に、米四半期非農業部門労働生産性が事前予想を上回っており、米国実体経済の改善方向を材料にしたドル買いと思われたが、昨日の記したようにNY株式下落がドル円の方向を変えることとなった。つまり、米金融機関破綻懸念がNY株式市場を軟調にさせ、市場が円売りを仕掛けていたことが災いし、ストップロスを巻き込む格好で、1円以上の円高になっている。また、米3年物国債入札が順調にこなされたため、ドル高の材料となっていた米金利低下もドル売りの切っ掛けとなっているようだ。先週発表された非農業部門雇用者数が大幅に改善したことで上昇した値幅が消されることとなったが、本日のFOMCで政策金利据え置きされるとの見方が強まっているが、国債買い入れ枠を増額するかに注目が集まっており、東京市場では様子見気分が強まりそうだ。昨日のNY株式市場下落によるドル円の売りが継続されると思われるが、米経済指標が改善したことをみれば、ドル円の下値は限定的だろう。

リスクはアジア株価下落による円買い先行だ。

 

ドル買い 95.90

ストップロス 95.45

ターゲット 96.40

8:1096.02円)

 

《ユーロドル》

欧州株式市場中盤にかけて堅調に推移したことを受けて、ユーロドルは1.4140ドルから1.4183ドルへ上昇した。その後、NY株価下落に連動しながら大幅下落となった欧州株式市場の影響から、1.4108ドルに売られた。ただ、米国債入札が順調に推移したため、米金利低下によるユーロ買いが先行し、1.4165ドルまで回復し、1.4145で引けた。

【東京市場戦略】

ドルは対円で大きく下落することとなったが、対ユーロでは上下はしたものの、大幅なユーロ上昇には至らなかった。ただ、欧州株式市場が大幅下落しながらもユーロドルの下落は限定的だった中、米金利低下によるユーロ上昇が見られたため、金利主体の動きに変化しつつあるようだ。一方、昨日発表された一連の中国の経済指標が予想を下回ったことが、海外市場で蒸返されており、EU圏経済にはマイナス材料と見られているようだ。また、本日のFOMC声明文で出口政策を明確にした場合、米金利先高感が強まるとの観測から、ユーロドルの上値は重くなりそうだ。

 

ユーロ売り 1.4160ドル

ストップロス 1.4205ドル

ターゲット 1.4090ドル

8:101.4152ドル)

 

《ユーロ円》

欧州市場序盤は、株価堅調だったことを背景に136円後半から137.25円へ上昇したが、ユーロドルはレンジ相場となる中、NY株式市場下落に伴うドル円売りが影響し、一時135.24円へ売られた。その後、売られすぎたとみた短期筋の買戻しもあり、135.85円で引けた。

【東京市場戦略】

米金利低下がユーロを優位にさせているが、ユーロドルの買い材料も少なく、ユーロドルの上昇は期待しにくい。一方、急落したドル円の動きがユーロ円動向へ大きく影響することと思われ、短期的にドル買い円売りを想定していることから、ユーロ円の下値は限定的だろう。リスクは、日経平均の大幅下落によるリスク回避が円買いになる可能性は注意が必要だ。

 

ユーロ買い 135.60

ストップロス135.00

ターゲット 136.30

8:10135.89円)




※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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