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7月31日 米GDP改善期待高まるも、暫く様子見か 《16:14》

《ドル円》

昨日の米雇用関連指標改善にドル買いが先行したが、本邦輸出企業からのドル売りとWSJ紙報道の「米国債入札不調で海外投資家が米債購入に消極的になる懸念浮上」を受けて95.65円から95.24円まで軟調に推移した。その後、日経平均の上昇にドル買戻しも入ったが、日中の高値を抜くことはなく、95.30円を挟む水準で引けた。

【欧米市場戦略】

予想通り、海外でドル高基調になった翌日の東京市場の典型的な本邦輸出筋によるドル売り展開となったが、本日の海外市場がこのドル安基調を持続できるか疑問の残る所だ。一昨日は、インフレ懸念を示した中国政府が総量規制(融資規制)をかけるのではないかとか、株式取引税引上げなど加熱する金融市場を冷却するとの懸念からの株価急落したことが、リスク回避行動を強めたが、それら要因は排除されている。一時62ドル後半へ下落した原油価格は67ドル半ばへ急回復し、7%以上下落した上海株式市場は急上昇している。また、中国金融当局幹部は「適度に緩和的な金融政策を断固として維持し、経済の回復モメンタムを強固にしていく」と示唆しており、総量規制などの不安は後退している。一方、米失業保険申請件数の底打ち感が強まり、楽観論が強まると見られ、悲観的材料は市場の注目する範囲から外れだした。本日は、米4-6月期GDP発表が控えており、前回‐5.5%から‐15%へ大幅改善すると予想されている。一部では、-1.0%程度になるとの見方もあり、強気な姿勢がうかがえる。実需面では、外貨建て投信設定による円売りが期待されており、本邦輸出筋のドル売りで下げられたドル円が絶好の買い水準になるとの見方も出ている。

 

ドル買い 95.20

ストップロス 94.75

ターゲット 95.90

16:0095.25円)

 

《ユーロドル》

海外のユーロドル買いの流れを引継ぎ、朝方の1.4075ドルから1.4090ドルへ底堅い動きとなった。その後、日経平均、上海株式市場の上昇と原油価格が67ドル半ばへ回復したことを受けて、1.4134ドルへ急上昇となった。

【欧米市場戦略】

悲観的見方へ転じた材料(原油、株価など)が大幅後退したため、ユーロドルに買い安心感が出だし、1.40ドル台前半から半ばが底堅いことが確認された。本日はEU圏失業率が9.5%から9.7%へ悪化し、EU圏消費者物価指数は‐0.1%から‐0.4%へデフレ懸念となる予想のため、欧州時間序盤、ユーロドル上値は重い展開となりそうだ。ただ、NY時間の米GDPの改善期待を背景にリスク許容度上昇によるユーロドル買戻しが加速すると思われる。特に、リスク許容度上昇する過程では「持たざるリスク」を対処する為、一昨日の原油価格急落を埋め合わせるポジション調整による原油価格上昇が見込める。直近の高値69ドル付近までの上値余地は残されており、ユーロドルも1.42ドル台を目指すことになりそうだ。

 

ユーロ買い1.4110ドル

ストップロス 1.4070ドル

ターゲット 1.4220ドル

16:001.4117ドル)

 

《ユーロ円》

ユーロ円はユーロドルの動きを反映する格好となり、朝方の134.30円からジズザグを繰りお返しながらも134.82円をつけ、高値圏の134.65円で引けた。

【欧米市場戦略】

ドル円の下値は限定的となる一方、原油価格安定、中国株価の上昇期待からユーロドル上昇が見込めることから、ユーロ円に買い安心感が出ている。ただ、EU圏経済指標の悪化により、一時的に下げる場面も考えられるが、基調はリスク回避後退による円売りが強まるだろう。

 

ユーロ買い134.30

ストップロス 133.70

ターゲット 135.60

16:00134.46円)

 

リスク:堅調な欧米株式市場により景気が回復期待は高まっているが、米GDP内容がこの見方を裏付けるものになるのかがポイント。WSJが「中国の米国債購入消極的姿勢」が魅し返された場合、ドル円売り、ユーロドル買いになる。原油価格上昇とインド、中国株式はじめ日経平均上昇の流れが欧米市場へ引継がれない場合、リスク許容度の急低下になる。



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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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