7月29日 米耐久受注悪化予想、ベージュブックに悲観的見方 《15:55》
《ユーロドル》
原油価格の軟調さと海外のユーロドル売りを引継ぎ、朝方は1.4175ドルから一時、1.4139ドルへ売られた。その後、日経平均の上昇に併せてユーロドルの買戻しが先行し1.4194ドルへ買い戻されたが、ポジション調整により1.4160ドルへ下落した。欧州市場開始後、1.4220ドルまで売られた。
【欧米市場戦略】
EU圏、独経済指標の改善を材料にユーロドルの買い材料を探す動きが強かったが、株式、原油、コモディティ、為替の各分野日高値警戒感は強まるばかりの市場環境のようだ。特に、米住宅関連指標改善は、リスク許容度を高めるには充分な材料となったが、消費動向に陰りが漂えば、全体の景気回復にならないとの見方から、リスク資産から資金流出に弾みが付きそうだ。本日の米耐久財受注に期待は出来ず、欧米株式市場の下落が予想されるため、一旦はユーロドルの下落は避けられそうにないだろう。ただ、週末に発表される米4-6月期GDPへ注目が移れば、一方的なユーロドルの下落はないだろう。一部の米大手金融機関のレポートによれば、世界経済に「グリーンシュート(新芽)の新たな波」が押し寄せることで、リスク資産へのポジションを高めたほうが良いと示唆しているため、1.41ドル前半から1.4050ドルの水準であれば、中期的ユーロドルをロングで保有したい所だ。
ユーロ売り1.4140ドル
ストップロス1.4190ドル
ターゲット 1.4050ドル
(16:00、1.4133ドル)
《ユーロ円》
東京市場序盤のユーロドル下落幅が大きかったことから、133.90円から133.44円へ売られたが、仲値公示にかけ、日経平均の小幅ながらも上昇したことでドル円の買いとユーロドルの買い戻しによって、134.33円へ戻されている。その後、ユーロドルの上値も抑えられたが、ドル円が94円前半まで売られたため、133.33円で終了した。
【欧米市場戦略】
NY株式市場の下げ渋りに日経平均は大幅下落とはならなかったが、香港、上海株式市場が軟調に推移していることや原油在庫上昇による価格下落予想される中、高値警戒感の残る水準でもあり、クロス円が戻ったところではリスク回避ムードが強まりそうだ。昨日のリスク回避の流れを引継ぎ、ユーロ円は下値を探る展開となるだろう。
ユーロ売り133.20円
ストップロス133.90円
ターゲット131.80円
(16:00、133.17円)
【リスクシナリオ】1.悲観的見方が強まる中、米耐久財受注の悪化幅が予想より小幅となった場合、欧米株式市場の上昇がリスク許容度を上げる。2.耐久財受注の悪化が相場に織込み済みで、下げ材料出尽くしの場合、水準的に、新興国中央銀行、輸入企業、機関投資家などの外貨買い需要は高まる可能性はあり、期待以上のユーロ、ドルの下落はない。3.米債入札が順調に推移し、米金利低下によるNY株式市場の上昇がドル円、ユーロドルの上昇へ繋がる。4.米地区連銀ベージュブック内容が経済の先行きに回復基調が見られる等の楽観的見方が出た場合、市場環境は好転する。
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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
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