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4月28日 豚インフルエンザが主要因となった日 《8:20》

《ドル円》

豚インフルエンザ感染や軟調に始まった欧米株式市場の影響を受けて、ドル円は96.75円から96.45円へ売られた。ただ、96円半ば水準が底堅いと見た市場筋のドル買戻しに一時、96.89円を回復し、96.70円で終了した。ドル円の動きは鈍い展開となった。

【東京市場戦略】

米ストレステストで資本不足に陥る米大手金融機関があるとの観測はより強まる中、米クライスラー社債権者間との話合いの結果が待たれる所だが、進展がない場合のドル売り準備は必要な段階になってきた。GM8千人の人員削減、6工場閉鎖、270億ドルの債務の株式化など新たに再建策を打ち出したが、米クライスラー社の行方が大きく影響されると見たほうが良いだろう。一方、不確定要素としていた豚インフルエンザ(swine flu)が、WHOによりフェーズ3から4へ警戒基準が上げられ、インフルエンザの感染の拡大が米国はじめ世界的な景気を圧力するとの懸念にリスク回避の動きが強まり、安全通貨としての円が対ドルで買われやすい地合いとなってきた。ドルも安全通貨として見られているが、対ユーロなど他通貨に対して買われる格好となっている。昨日のNY市場が小幅な展開となったが、日本政府が打ち出した補正予算の財源にあると考えられる。13.9兆円規模に対し、10.8兆円に上る赤字国債発行が、日本政府の財政悪化を懸念したものとなっているようだ。いち早く、財政健全化策も打ち出さなければ、将来的には安全通貨として見られている円は暴落することになるだろう。当面、インフルエンザ、米自動車再建やストレステスト結果などドルに不安要因があるため、ドル上値は重いものと見たほうが良いだろう。同時に、底堅いと見られている96円半ばを徐々に割込み始めたことから、ドル反転力が弱まり、次の節目95.70円、最終目標94.70円を試すことになるだろう。

 

ドル売り 96.50

ストップロス 97.00

ターゲット 95.30

8:1096.40円)

 

《ユーロドル》

欧州市場序盤は、独GFK信頼感指数が改善されたことを受けて、1.3140ドルから1.3180ドルへ上昇した。その後は1.31ドル台半ばで推移していたが、豚インフルエンザの影響がスペインで確認されたため、1.3160ドル近辺からから1.2999ドルまで急落し、1.3030ドルで引けた。

【東京市場戦略】

昨日も指摘したが、EU圏経済指標は徐々に改善される中、メキシコで発生したインフルエンザが欧州へ拡大したことがユーロを大幅に弱めることになった。今後、市場は欧州での拡大がずっと深刻になれば、悪影響はメキシコを越えて広がっていくだろう。そのため、経済指標など改善されても、不確定要素として、常に注意を払う必要がある。一方、ECB内の意見不一致が再浮上したこともユーロを弱めたとされている。トリシェECB総裁は異例の措置を施すとお茶を濁しているが、ノボトニー-オーストリア中銀総裁が量的緩和を推進すべきとの発言や、アイルランド中銀総裁のECBは追加利下げを排除できないと示唆した。ただ、ECB内部の意見不一致は既に、市場が確認している所でもあり、あまり大きな材料とはいえそうにないだろう。やはり、インフルエンザがスペインへ飛び火した影響が大きく、昨日の急落したユーロドルは、東京時間序盤では買戻しも予想される。ただ、インフルエンザ拡大の情報がでると、ユーロに敏感に反応するだろう。

 

ユーロ買い 1.3020ドル

ストップロス 1.2970ドル

ターゲット 1.3070ドル

8:101.3030ドル)

 

《ユーロ円》

ドル円が小幅な展開に終始したことから、ユーロ円はユーロドルの動きとほぼ同じ展開となっている。ユーロ円の序盤は127.00円から127.35円へ買われたが、ユーロドルの急落に125.65円まで売られ、終盤のユーロドル買戻しに126.05円で引けた。

【東京市場戦略】

ドル円に買われる要因が少なく、円高を見ているが、ユーロドルに買戻しが予想されるため、ユーロ円は方向感がない動きが予想される。ただ、ユーロドルの買戻し要因が弱いため、上値も限定的と見られる。

 

ユーロ売り 125.80

ストップロス 126.50

ターゲット 124.50

8:10125.70円)




※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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