2月27日 オバマ米大統領、金融安定化に注力 《8:30》
《ドル円》
日本経済の見通しへの懸念から、海外市場では円売りを先行させている。97円後半にあったドル円は98.15円へ上昇したが、米耐久財受注、米週次新規失業保険申請件数、米1月新築住宅販売件数が予想以上に悪化したため、ドル円は97.70円へ戻された。その後、オバマ政権の2010年度予算教書で金融機関への追加支援が示唆されたことが好感されると98.75円まで上昇、NY株式市場の伸び悩みに連れて、結局98.50円で引けた。
【東京市場戦略】
最悪の日本のGDP発表以降、米国経済指標が悪化し続けているが、円売りを先行させている理由は、日本の政治機能停滞による政策執行の遅れによる景気後退が鮮明になったことだ。オバマ米大統領は、金融、医療、防衛に財政支出を積極的すると表明する反面、2013年までに赤字幅を半減すると公約しており、市場はそれを好感している。一方、与謝野財務長官は、日米首脳会談で米国債買い支えの話題は一切なかったと示唆したが、米クリントン国務長官来日以降にドル高に転じたことは、米国政府の財政資金調達に将来的な問題を抱えたことになった。本日は、日本の鉱工業生産の発表があるが、10%を超えるかに注目が集まる一方、3カ月連続で過去最大の低下率を更新するとみられており、円にとっては売り材料となる。テクニカル的に、101円が目先のターゲットとして見られているが、円の底値を体感できるまで、円売りをすると良いだろう。東京市場の癖だが、輸出の売りに圧された水準でドル買いがベストだ。
ドル買い 98.20円
ストップロス 97.60円
ターゲット 99.10円
(8:15、98.35円)
《ユーロドル》
レンジ内取引をしているユーロドルは、1.2705ドルから1.2801ドルへテクニカル的に戻された。ただ、EU圏景況感など経済指標が悪化したことを受けて、1.2730ドルへ下落している。
【東京市場戦略】
欧州委は、2月の製造業景況感指数と消費者信頼感指数はいずれも過去最低に落ち込んだと発表し、製造業の雇用見通しは11カ月連続の悪化となっている。これは、EU圏の第1四半期の数字が昨年の第4四半期の内容から、改善傾向になく、回復への糸口が見つからない状態にある。
来週5日にECB定例理事会があるが、利下げ幅拡大を、市場は期待し始めた。ただ、ECBは1.0%以下の金利水準には否定的であり、非伝統的金融政策を導入できるかに注目したい。昨日は、米経済指標が悪化しに対して、ユーロが対ドルで大きく買われなかったことから分かるように、ユーロに対してネガティブになりだした模様だ。トリシェECB総裁は、「アイルランド不履行の憶測はばかげた想定」だと示唆したが、EU圏小国の財政赤字は膨大になっており、EU圏近隣国の経済動向の低迷がEU圏経済に与える影響は拡大している。
ユーロ売り 1.2740ドル
ストップロス 1.2820ドル
ターゲット 1.2620ドル
(8:20、1.2730ドル)
《ユーロ円》
ユーロ円は124.35円から125円前半へ上昇したが、ユーロドルの下落に124.75円へ下落した。その後、NY株式市場、日本の経済先行き不安にドル円が98円後半へ買われたため、一時126.05円になった。終値は125.40円となっている。
【東京市場戦略】
ユーロ円は125円の節目を突破したが、比較的堅調に推移しているが、ユーロが強くなったということではなく、円が弱くなったと見たほうがよいだろう。今後は、ユーロドルのレンジ相場も予想される中、円独歩安にユーロ円の地合いは堅調になる可能性がある。
ユーロ買い 124.80円
ストップロス 124.00円
ターゲット 125.80円
(8:25、125.20円)
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







