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2月26日 円売りに材料豊富=安全通貨は米ドルだけ 《17:05》

《ドル円》

東京市場開始前に97.80円を付けたドル円は、輸出企業と観測されるドル売りに97.35円まで下落した。その後、ドル売り圧力は和らぎ、日本の経済、政治の停滞を背景に、ドルの下値は徐々に切り上げられ、昨年1114日以来の97.98円まで上昇した。また、NY株式先物市場も堅調な動きをしたことも、ドルの底堅さを助長したようだ。終値は、97.95円。

【欧米市場戦略】

08年第4四半期GDPの大幅減少、貿易収支4ヶ月連続赤字拡大、失業率4%半ばへ迫る勢い、昨年11月以降外国人投資の連続売り越し、など日本経済実体の悪化を鮮明にさせる中、本日、白川日銀総裁は「海外経済の急速な落ち込みにより輸出が大幅に減少し、企業収益や家計の雇用・所得環境が悪化する中で、内需も弱まっている」と言及した。通常、ドル円相場に影響を与える経済指標は米国側にあり、本邦経済指標で相場が大きく動くことは少ないが、麻生政権の80%におよぶ不支持率とG-7での中川前財務省の酩酊会見など日本政治の醜態が世界的に流れたため、市場は日本の経済市場、経済対策に注視するようになってきた。そのため、米中古住宅販売が低調な内容にも関わらず、為替市場では無視される格好となった。本日は、米新築住宅販売件数、耐久財受注など主要経済指標があるが、27日は失業率、鉱工業生産、自動車生産、住宅関連指標など日本の経済指標発表が多く控えているため、多くの市場参加者は明日の日本経済指標の内容の悪さを相場に織込む行動に出ると予想される。特に、3カ月連続で過去最大の低下率を更新すると観測されている鉱工業生産は注目されている。現在、10%と見られているが、更に悪化する可能性は高い。24日に高値と思われていた94.65円を突破してからの上昇速度が速いだけに、ドルを積極的に買い進めるには躊躇させられるが、方向はドル買いだ。97円半ばでドルロングにできれば、下値不安は遠のく。

 

ドル買い 97.5

ストップロス 96.90

ターゲット 99.20

17:0097.95円)

 

《ユーロドル》

NY市場で安値圏引けしたユーロドルは、短期筋の買戻しに1.2720ドルから1.2765ドルへ上昇した。ブンデスバンク元総裁は重債務国がユーロから離脱せざるを得なくなる可能性があると述べたことを受けて、ユーロ地合いは軟調になり、一時1.2685ドルまで売られた。その後、戻りは弱く、1.2710ドル前後で推移した。

【欧米市場戦略】

過去に何回か記したことだが、EU圏内の経済格差が鮮明になっている。特に、フランス、スペイン、ギリシャ、アイルランド、ラトビア、マルタの財政事情悪化は激しく、フランス、スペイン以外の重債務小国がユーロから離脱せざるを得なくなると見られていた。その点に、ブンデスバンク元総裁が言及し、ユーロ売りに圧力がかかった。もし、EU離脱となれば、離脱国の通貨は5060%弱体化すると予想されている。また、ハンガリー、チェコ、ポーランドやEU圏近隣国の財政悪化も激しく、格付け見直しのリスクは高まっている。また、EUの安定・成長協定で上限と定める対国内総生産比3%の規律を維持できないEU加盟国が続出していることも見逃せない。今後、市場が注目しだし、ユーロ売り材料に大きく発展することだろう。ここ2週間のユーロドルは、1.29ドル台後半から1.26台後半のレンジ内取引となる中、EU圏経済信頼感指数など発表を控えている。事前予想は良いものはなく、ドルだけが安全通貨と認識されつつあるため、レンジの底値水準を割ると思われ、ユーロ売りを仕掛けたい。レンジ相場で動いている短期筋のユーロロングの切り崩しによって、大幅下落の可能性は高い。

 

ユーロ売り 1.2720ドル

ストップロス 1.2800ドル

ターゲット 1.2520ドル

17:001.2705ドル)

 

《ユーロ円》

ドル円が堅調にある中、ユーロドルの買戻しの影響を受けて、ユーロ円は124.00円から124.88円へ上昇した。ただ。ユーロドルの上昇力が乏しく、軟調に推移した為、一時123.85円へ下落した。終値は124.35円だった。

【欧米市場戦略】

非常に予想は難しい。円は対ドルで弱まると思われるが、ユーロドルの下落が期待されることから、ユーロ円の下値を試す展開となりそうだ。EU圏経済指標を控えているが、明日の日本の鉱工業生産指数に注目が集まると思われ、円売りを維持したい。

 

ユーロ売り 124.90

ストップロス 125.80

ターゲット 122.50

17:00124.50円)

 

 

 

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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