1月30日 EU圏経済デフレ懸念、ECB利下げか=ユーロ軟調へ 《8:30》
《ドル円》
欧州時間序盤は材料出尽くしに方向感を失ったドル円は90円を挟む水準にあったが、12月の米製造業耐久財受注額が減少したほか、過去最高に達した米失業保険申請者数、過去最低に落ち込んだ米12月新築住宅販売を受けたリセッション深刻化懸念に89.47円まで下落し、90.05円で取引を終えた。
【東京市場戦略】
FOMC結果に大きな期待を寄せることはできなかったが、取りえずの直近の金融対策準備をする姿勢には評価を市場から受けたようだ。ただ、実体経済の内容は悪く、ドル買いを推進させるには、次の対策が必要だ。オバマ米大統領は超党派による景気対策の合意を模索しているが、今後の米上院での景気対策の採決やバッド・バンク構想への可否、また忘れかけているビッグ3問題など山積しており、オバマ新政権の先行きには楽観的見方はできない状況だ。また、バッド・バンク構想に詳細に見れば疑問視されている中、最大4兆ドルの資金が必要との見解を米上院議院が明らかにしていることもあり、米経済の先行き懸念が大きくなりつつあると考えられる。本日は、月末にともなうドル実需買いが仲値公示にかけて発生すると見られるが、ドル上値は限定的。公示後はドル売りに転じると予想されるため、ドル売りから攻めたいところだ。
ドル売り 90.20円
ストップロス 90.80円
ターゲット 89.50円
(8:20、90.00)
《ユーロドル》
独失業率、EU圏景況感指数など予想以上に悪化した結果に、ユーロドルは1.31ドル台半ばから1.2935ドルへ大幅下落となった。また、トリシェECB総裁の追加利下げの可能性を示唆したことや投資家ジョージ・ソロスが不良債権に対処する世界的な取り組みをEU各国が推進しなければ、ユーロは「生き残れなくなる」可能性があると指摘こともユーロドルを大幅な水準訂正をさせることとなった。引けは1.2935ドルとなっている。
【東京市場戦略】
追加利下げに否定的だったトリシェECB総裁発言の影響は大きい。各種EU圏経済指標の悪化傾向に下げ止まり感が出ないことがそうさせたと思われる。失業率上昇ある仏、独国内では大規模なストが発生しており、財政、金融両面からの対策が要求されている状況だ。また、EU圏大手金融機関の格下げが今後も予想される中、EU圏各国に不良債権を分離させるという対策がなく、英米両国のようなバッド・バンク設立させるには、各国バラバラな財政事情があるため、構想に困難をもたらすことだろう。本日もEU圏消費者物価指数などデフレ懸念や失業者数などの発表を控えていることから、ユーロに対してはネガティブだ。
ユーロ売り 1.2940ドル
ストップロス 1.2990ドル
ターゲット 1.2700ドル
(8:20、1.2930ドル)
《ユーロ円》
EU圏経済指標の悪化する中、トリシェECB総裁の利下げの可能性を示唆する発言などから、ユーロドルが大幅に下落したが、ドル円の動きが50銭の小幅だったため、ユーロ円はユーロドルの動きに連動し形となった。序盤は118円前半から始まったが、ユーロドル下落にあわせて、115.95円まで行き。ドル円が90円へ戻されたことを受けて、116.60円で終了している。
【東京市場戦略】
ユーロドルの下落が止まりそうにない。ドル円にも上値が重くなり始めたことから。ユーロ円に売り圧力が加わることになる。EU圏経済指標の悪化が続けば、ユーロドルが1.25ドル台へ行くという見方があるため、ユーロ円の110円割れも視野に入ってきたと見る。
ユーロ売り 116.60円
ストップロス 117.40円
ターゲット 114.00円
(8:20、116.25円)
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







