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1月30日 【米欧経済後退に、リスク許容度急低下】 《17:03》

《ドル円》

米住宅関連指標・米耐久財受注額・週間失業保険申請件数が予想以上に悪化した結果になったことを受けて、朝方からリスク回避姿勢を強めて安全通貨として円が買われやすい展開となった。東京市場開始前は、月末に510日が重なったことから、若干のドル需要があると見られ、ドル売りには慎重だった。実際には過不足がなかったもようで、米国経済の大幅後退にドルの下値を切り下げてきた。途中、89.50円を節目に下げ止まる動きもあったが、一時89.25円をつけ、底値水準で推移している。

【欧米市場戦略】

米経済景気後退によるリスク回避姿勢が鮮明になる中、本日のNY市場は、米国200810-12月期のGDP速報値の発表があり、事前予想を大幅に下回ると、ドルの底抜けリスクが大幅に高まることになりそうだ。市場コンセンサスは-5.3%~5.4%となっている。また、ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)も控えており、内容に期待できるものはないと考えられ、ドル売りを仕掛けたい。一方、米系大手金融機関が公的資金注入されながらも、多額のボーナスが払われたということにオバマ米大統領は激怒しており、米金融市場への不信感が醸成されれば、ドルの信認低下につながるはずだ。また、米政府は米大手金融機関の不良債権を引き受けるバッド・バンクを準備するとしている。この構想には規模、評価、時期など不明な点が多く、「FRBのバランスシートを膨張させドル下落につながる」や「短期的には効果的だ」とか意見が分かれるところだ。現段階では、市場コンセンサスに達していないとの見方もあり、バッド・バンク構想をめぐる不透明感が株安懸念を通じ、リスク回避の円買いになる可能性が大きい。

 

ドル売り 89.70

ストップロス 90.40

ターゲット 88.50

17:0089.55円)

 

《ユーロドル》

独失業者数が事前予想を上回り失業率も悪化したこと、トリシェECB総裁が政策金利について「2%を下回る水準に引き下げることも否定していない」との発言などを手掛かりに、ユーロドルは1.2955ドルから1.2880ドルへ下落した。海外市場でドル円以上に大幅な下落をしたため、東京時間の値幅は予想より小幅になったが、ユーロ上値は重い展開だった。

【欧米市場戦略】

英GfKが発表した1月英消費者信頼感指数はマイナス37と、前月から4ポイント低下し、過去2番目に低い水準となった。リセッションの深刻化に伴い、国民が家計に一段と不安を感じるようになったことが背景だが、EU圏も同様の傾向が見られるだろう。フランス全土約200ヵ所で雇用維持、賃金上昇要求に大規模ストライキが行われているとされており、経済活動の停止を余儀なくされている。また、ドイツも同様の動きがあり、EU圏全土に広がるリスクが出てきた。一方、欧州系金融機関救済対策は米英各国の対応とは異なり、EU圏各国政府の対策が一応ではないため、今後の欧州金融市場不安を払拭できない状況にある。ダボス会議でトリシェECB総裁は金融機関に資本増強を求める市場の圧力を批判したと報じており、米国との姿勢を異にした。本日はユーロ圏の失業率、消費者物価指数(速報値)があり、原油・穀物など商品価格の低下と失業による消費行動の低迷に、低下するとの事前予想があり、来月開かれるECB定例理事会での追加利下げが決定的なものになることだろう。

 

ユーロ売り 1.2920ドル

ストップロス 1.3020ドル

ターゲット 1.2720ドル

17:001.2885ドル)

 

《ユーロ円》

米国経済の景気後退懸念から円高が進む中、欧州経済の低迷に連動されたECB利下げ観測につられ、ユーロ円は116.60円から115.03円まで売られた。その後、ドル円の買い戻しが影響し、東京市場は115.50円で引けた。欧州勢参入後、ユーロドルが軟調に推移した影響から、115.20円となっている。

【欧米市場戦略】

米国経済指標の結果が相次いで悪化したため、リスク回避の円買いが進み、今後もその流れは変わらないだろう。一方のEU圏では、各国の経済の疲弊がひどく、追加利下げに後ろ向きだったトリシェECB総裁が追加利下げの可能性を示唆したことは、将来のEU圏経済の崩壊を意味する所だろう。さて、ユーロと円に利害関係が多くはなく、ドル円とユーロドルの動きに左右させられる展開が継続するものと見ている。リスク回避が注目されており、円とドルが安全通貨として扱われており、EU圏の経済悪化が鮮明になれば、円買い/ドル売りとユーロ売り/ドル買いが起こり、結果として、ユーロ円が下落することになると見ている。

 

ユーロ売り 115.60

ストップロス 116.30

ターゲット 113.50

(17:00、115.35円)

 

 

 

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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