1月29日 FOMC信用緩和へ言及、量的緩和準備も 《8:30》
《ドル円》
FOMC結果待ちの欧州市場開始後、ドル円は89円を挟んだ動きだったが、米株式先物指数が堅調に推移したことを背景にドル円は徐々に底堅い動きとなり、89円後半で取引されていた。FROMC声明文発表後に、一時90.79円へ急騰し、90.35円で引けた。また、NY株式市場が200ドル上がったこともドルの支援材料となった。
【東京市場戦略】
FOMC声明では大量の長期国債買い入れを宣言し、「量的緩和」を実行するものと見られていたが、筆者が期待したほどの金融政策が盛り込まれてはいなかった。ただ、FRBは景気見通しに顕著な下振れリスクがあり、もし効果的と判断されれば長期債購入の用意があるとした。即日からの長期国債購入をしないという点から、債券市場は債券売りが米金利上昇につながり、ドル買いとなったようだ。一方で、引き続き住宅、住宅ローン市場支援のため大量の政府機関債、住宅ローン担保証券を購入するとし、「信用緩和」には手厚くし、評価できる。また、米系大手金融機関四半期決算が赤字発表となったが、追加資本増強懸念がないことも、信用収縮を後退させ、ドル堅調地合いを醸成させている。その上で、オバマ政権が金融機関から不良資産を買取る「バッドバンク」構想への期待感からもドル支援材料となることだろう。久しぶりの90円台でもあり、油種企業のドル売りも考えられ、大幅なドル上昇とはならないだろうが、底堅さは感じられ、ドル買いを継続したい。
ドル買い 90.20円
ストップロス 89.80円
ターゲット 90.80円
(8:25、90.40円)
《ユーロドル》
リスク回避後退の中、大手証券会社債券ファンドの他通貨買いの思惑から、予想通りにユーロドルは1.3240ドルから1.3335ドルへ買われたが、独1月消費者物価指数速報値が前年比+0.9%と低下傾向にあり、デフレ懸念とFOMC声明文を受けて、ドル上昇にユーロが売られ、1.31ドル割れ寸前まで大幅下落となり、1.3165ドルで引けた。
【東京市場戦略】
欧州系金融機関経営に不安があったが、一時的なリスク回避後退からユーロドル買いが先行していたが、EU圏大国の独消費者物価指数が+0.9%とEU圏目標の2.0%を大幅に下回ったことを市場は重要視している。また、一部のECB幹部のひとりであるオーファニデス・キプロス中央銀行総裁は「ゼロ金利による効果がないとする考えは間違え」と言い、トリシェ総裁など多くのECB幹部と異なる考えを披露した。よって、デフレ懸念解消する為にも、ECBは利下げ余地があるだけに、昨日の米ドル金利上昇とは対照的な動きとなったことから、ユーロの上値は目先、重くなりそうだ。ただ、日経平均などアジア各国株式市場の堅調さを背景に、リスク回避が先行することも、片や考えられ、ユーロ底値も堅くなりそうだ。また、資本筋の他通貨買い/円売りが予想される。
ユーロ買い 1.3140ドル
ストップロス 1.3080ドル
ターゲット 1.3230ドル
(8:25、1.3155ドル)
《ユーロ円》
ドル円は89円半ばでの小動きの中、ユーロドルが堅調に推移したため、117円後半から118.80円へ上昇した。その後のFOMC声明文発表後のドル円が90円後半へ急騰した影響から、119.60円をつけた。ただ、ユーロが対ドルで反落したため、ユーロ円は118.85円で引けた。
【東京市場戦略】
昨日は大手証券会社設定ファンドへの繰り込みの思惑から、他通貨円買いが先行し、ユーロ円も連動した形で底堅く推移した。本日は、ユーロと円に直接の関連する要因がなく、ドル円とユーロドルの動きに影響される模様だ。ドル円、ユーロドル共に底堅く動くことを前提にしていることから、ユーロ円の上昇としたい。
ユーロ買い 118.90円
ストップロス 118.30円
ターゲット 120.20円
(8:25、119.05円)
※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







