日銀利下げも材料出尽くしから、円買い、リスク回避でユーロ売り 《15:46》
《ドル円》
NY株式終値が190ドル近い上昇で終了したことから、東京市場開始前はアジア株式市場の堅調さを前提に円を売る動きが先行したが、日経平均が一時、350円を超える下げたため、ドルは高値を攻めきれずに97.87円へ下落。また、一部の市場関係者の間で、日銀の利下げが見送られるということが出だしたことも円高の一因となったが、前場終盤にかけて、短期筋のドル売りの買戻しが入り98円半ばでの取引となった。日銀の政策金利を0.30%へ引下げるとの決定に、0.25%の下げ幅より小幅になったことや相場に織り込まれていた点から、日銀の利下げ発表直後にドルは97.65円付近まで売り込まれたものの、その後98.70円付近まで1円以上急反発した。しかし、上値では輸出業者を含む実需のドル売り需要が強く、ドルは朝方につけた高値の99.05円を上抜けることができなかった。また、欧州勢参入後、97円前半へ大きく売り込まれている。
【欧米市場戦略】
為替市場と株式市場の間で、ドルは株式市場の動向を反映しており、株価はドルの動きに影響を与えており、リスク回避とリスク志向のどちらに振れるかに大きな影響を与え合っている。このため、ここ数日の楽観的な見方がいつまで継続するかが重要なドル動向の決め手になるのだが、市場の根底にある『負の連鎖』があるため、ドルを大きく買い進めることに躊躇せざるを得ない。そのため、ショートポジションが積みあがり始めると、ドルの上昇になり、ロングポジションが増えるとドル下落になるという疑心暗鬼な展開となっている。本日はシカゴ購買部協会景況指数があり、事前予想の内容が悪く、悲観的にならざるを得ないため、ドルの上値限定的とみてドル売りとしたい。
① ドル売り 97.40円/ ストップロス 97.90円/ ターゲット 95.70円
② ドル売り 98.30円/ ストップロス 9870円/ ターゲット 97.20円
《ユーロドル》
ユーロドルもドル円と同じ環境下にあり、NY株式市場の上昇にもかかわらず日経平均が大幅下落したことによるリスク許容度の低下と来週に予定されているECB利下げ観測から、ユーロ売りが先行し1.2745ドルへ値を崩した。日経平均はじめアジア株式市場の下げ一服感があり、ユーロは買戻され1.2850ドルでの取引となったが、日経平均の下げがきつく、ユーロの下落へ結びつき1.27ドル台前半へ急落した。
【欧米市場戦略】
ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】に注目されるが、原油・商品価格などの下落から落着きを取り戻すことが予想されており、トリシェECB総裁が利下げに踏み込んだ発言も期待されることから、一時的にユーロ売りが進みそうだ。また、日経平均が450円を越す下落が欧州各国株式市場へ悪影響をもたらすことが予想され、ユーロの上値が重くなりそうだ。
ユーロ売り 1.2750ドル/ ストップロス 1.2810ドル/ ターゲット 1.2580ドル
《ユーロ円》
日中、ユーロが対ドルで100ポイント以上の下落と円が対ドルで0.70円上昇した為、ユーロ売り/円買いが加速し、127円前半から124.85円へ大幅下落となったが、ドル円、ユーロドルともに日銀の利下げ決定待ちから、NY終値水準の126円半ばとなった。日銀の利下げ幅が予想より小幅だったことが影響し、一時的に円高が進み97円前半を示現したことで123円後半まで水準訂正が行われた。
【欧米市場戦略】
日銀が利下げしたにもかかわらず、日経平均の大幅下落が欧州株式市場への下落につながる恐れが出た為、円買い、ユーロ売りの流れが出てきたので、この流れに乗りたい所だ。
ユーロ売り124.50円/ ストップロス 125.10円/ ターゲット 122.00円
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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







