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円売りに疑心暗鬼、再度、リスク許容度の低下でユーロ売り 《16:50》

《ドル円》

NY株式の大幅上昇、急浮上した日銀の利下げ観測とドイツ高官の急速な円高懸念発言が材料視され、東京時間早朝には海外ファンドの買いによって99.80円水準まで買い進まれた。ただ、久しぶりの円安水準であったため、99円後半での取引時間は長くなく、資本筋、輸出企業や短期筋のドル利食い売りに押され、98円前半へ下落した。ただ、NY株式市場の上昇が予想外に大幅だったことから、円売りが継続されると思われたが、本邦輸出企業のドル売り遅れがあるため、東京時間ではドルの上値を完全に限定的とされた。また、アジア株式市場が軟調に推移したことが影響した日経平均の伸びに弱さが目立ちだし、ドルは96円前半へじりじりと売られることになったが、取引時間終盤に日経平均が高値を試す動きになったことから、ドルは96円後半へ戻し終了となった。

【欧米市場戦略】

昨日のNY市場での日銀利下げ観測に敏感に反応し、日米欧協調利下げを背景に、リスク許容度が高まったことから円売りとなったが、東京市場には売らなければならないドルがあるため、未だに円の高値は確認されておらず、今後も円の高値を試す方向になることが鮮明になった。また、日銀の利下げ幅は相場に織り込まれており、むしろ、日銀が利下げをしない場合のリスクが大きくなり、FRBの金利政策にも制限が大きく、効果も限定的との見方から、リスク許容度の低下は防ぎようもない状態だ。朝方の戦略では、円の踊り場か、転換点かを試すためにドル買いを考えたが、円の下値(ドル上値)も限定的とみられ、ドル売りを、再度、試すことにしたい。ただ、FOMC声明文の内容によっては、例えば、流動性を大幅に増加させるなど、金利以外の政策を発表すれば、NY株式市場の大幅上昇となり、ドル買いに一変するリスクは残される。

ドル売り 97.40/ ストップロス 97.90/ ターゲット95.80

 

《ユーロドル》

欧米株式市場の大幅上昇とECBによる追加的利下げが、安全通貨としての米ドルからユーロへ資金移動させ、1.28ドル台半ばまで上昇。しかしながら、資本筋と見られるユーロ円の売りが影響し、ユーロは対ドルで大きく売られ、日中1.2630ドル近辺に下落した。

【欧米市場戦略】

欧州系金融機関はEU圏周辺国、特に東欧諸国の債権が多いと見られているため、今後の決算内容が悪くなると予測されている上、既に欧州各国政府は金融機関の国有化や公的資本注入などの救済策を実施し金融システム安定化に努めているが、欧州経済のリセッション入り回避には不十分との声が上がっているため、昨夜のユーロ上昇は一時的と見たい。本日のユーロ戦略は売りとする。

ユーロ売り 1.2750ドル/ ストップロス 1.2790ドル/ 1.2620ドル

 

《ユーロ円》

朝方のユーロ円は昨日の始値から11円以上の大幅上昇となったが、米系資本筋のユーロ円売りやドル円が高値99.80円水準から売られたこととユーロがドルに対して下落したことが相まって、127円前半から121円台と激しい動きとなっている。ユーロドルの値幅はドル円の値幅に比べると小さいことから、ドル円の動向次第で決定付けられそうだ。

【欧米市場戦略】

ユーロドル、ドル円ともにユーロ売り要因とドル円での円買いが予想されることから、ユーロの下げが予想される。

ユーロ売り 123.70/ ストップロス 124.50/ ターゲット 119.50

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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。

※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。

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