日銀利下げ後、材料出尽くしか? 《7:56》
《ドル円》
東京市場を98円台前半で終了したドル円は97円半ばへ下落したものの、欧米株式が堅調に推移したことで、リスク許容度が高まりドル買いが先行。その後に発表となった米7-9月期GDP速報値が01年以来の大幅な-0.3%というマイナス成長を示した事を嫌気し98.85円から97.40円まで下落したが、事前予想の-0.8%より良かったことから、NY株式市場の上昇につられて98.55円に戻している。
【東京市場戦略】
週後半のドル円の動きは値荒い展開となっているが、輸出企業等から出されるドル売りによってドル上値が限定的と思われていた98円、99円があっさりと突破されたのは、リスク許容度低下を背景に積み上がっていた短期筋のドルショートのストップロスが加速したことが大きく影響しているようだ。本日は、日銀による0.25%の利下げ観測が市場にあり、円売りを加速させたが、見方は二手に分かれそうだ。一つは材料出尽くしから円買い、もう一方はNY株式市場の上昇とECB利下げ期待を含む協調利下げを好感したリスク回避後退論からの円売りだ。ただ、日銀による利下げがなかった場合、日米欧の協調体制が崩れたと見られ、リスク志向後退による円買いが加速することも付け加えておきたい。日銀の0.25%の利下げがある前提で推測すると、NY株式市場の強さの影響からも円売り/ドル買いが先行するだろう。また、昨日同様、月末要因もあり、ドルを売り遅れた輸出企業が多いことで、ドル上値も限定的と見る。
ドル売り 99.20円/ ストップロス 99.70円/ ターゲット 98.20円
ドル買い 98.20円/ ストップロス 97.80円/ ターゲット 99.50円
《ユーロドル》
東京時間に1.3300ドルをつけたユーロドルは、ユーロ圏10月業況感指数-1.34、ユーロ圏10月景況感指数80.4とそれぞれ事前予想より悪かったことと買われすぎたユーロ水準から、1.3215ドルから1.3115ドルへ100ポイント下落した。その後、ECB関係者からのユーロ圏利下げを示唆する発言や米系筋のユーロ売りの噂に、売りに拍車がかかり1.2805ドルまで下落し、1.2860ドルで取引を終えた。
【東京市場戦略】
来週のECB利下げ観測からユーロの地合いは弱い。昨日のように日経平均、アジア市場の大幅上昇がリスク志向を高めたことから、一気にストップロスを巻き込んだユーロ上昇は期待できないと思われる。一部には1.30ドル割れ水準からロングにしている短期筋がいるようで、上値は重くなる見通し。
ユーロ売り 1.2920ドル/ ストップロス 1.2970ドル/ 1.2780ドル
《ユーロ円》
ユーロドルの高値1.3205ドルから1.2805ドルへの下落という荒っぽい展開の影響を受けたうえ、ユーロ圏利下げ観測に伴う売りや株価の上昇幅縮小に連れて130円台半ばから124.80円まで下落した。
【東京市場戦略】
ユーロがドルに対して弱い地合いにあることから、上値は重くなりそうだ。また、リスク回避からユーロドルの値幅が大きくなることが予想され、対円の値幅はそれ以上に大きくなる荒い展開も起こりうるだろう。
ユーロ売り 127.50円/ ストップロス 128.50円/ ターゲット 124.00円
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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、みなさまに特定の商品をお勧めするものでもありません。上記の為替レートは、参考レートです。
※日中の相場変動、解説はユーロパートナー新着情報に随時掲載致します。







